こんにちは!今回から、農業に関わったことのある人、現役農家さんなどにインタビューをさせていただき、農業の魅力やこんなことが大変だったなど発信していこうと思います。少しでも、農業に興味をもって頂けたら幸いです。
では、ご覧ください。
目次
プロフィール
彼は、24歳(男性)の新潟県長岡市出身で、高校まで野球部で活動を行ない、福島大学共生システム理工学類に入学し、卒業後、地域おこし協力隊になり、農業に関わっていました。
しかし、小さい頃は祖母が近所で畑を借りて野菜を作っていたのを手伝っていましたが、それ以外に関わりはほとんどありませんでした。
大学入学後、農業に興味を持ち始め、4年生の頃に地元の長岡市が行っている農業体験プログラムに申し込み、3日間農家の方の話を聞いたり作業をお手伝いしたりしました。
インタビュー
「なぜ協力隊になろうと思ったのですか?」
協力隊になろうと思ったのは、
興味のあること(農業や地域おこし)に関わりながら自分を見つめる時間にしようと思ったからです。
協力隊の任期は最大で3年、そして私が応募した地域は大学生との交流も行っていて、自分と同じ様な興味を持った同世代の若者と関われることも大きな理由でした。
福島大学には農学部的なものがなかったことから、大学にはいないような人たちや学生の時代から、地域おこしや農業などで活動している人と関わることは、自分にも影響を受けられると考え、協力隊を頑張りながら次の道を見つけようと思っていました。
一般的に嫌なもの、きついものとされている農作業を大自然のなかでやっていることは楽しく、興味のない仕事をただ漫然とこなすことは、自分にあっていないと思ったからだそうです。
新規就農の道も考えたそうですが、まずノウハウを得るために、アグリビジネスをしている企業に入りたいと考えたが、条件にあうような場所がとても限定的だったそうです。
「農業と実際に関わり、楽しかったことは?」
自然と触れ合っていると感じられることが一番楽しかったです。
社会人になると、農業でもやらないと太陽の下で汗をかいて風をうけて土や植物に触れ合うことはまず無いと思うので、疲れますが気持ちの良い作業でした。
「農業と実際に関わり、大変だったことは?」
畑や田んぼを所有していたわけではなかったので直接的な苦労はありませんでしたが、農作業に関わり続ける地域の方を見て本当に苦労されていて、大変な仕事なんだというのは強く感じていました。
農作物は生き物です!
水の管理や周辺の草刈りなど毎日気を張らなければなりません。
天候や動物の対策もしなくてはならない、まさに自然との闘いだなと思います。
そうして苦労してできた作物たちが年々売れなくなり、収入につながりにくくなっていることが、人口減少にも大きく関わっています。
しかし、地域での生活と農業とは切っても切り離せません。故郷での生活や美しい景観、先人たちが積み重ねてきた歴史を守るために日々奮闘されている姿はとても印象的でした。
「どんな支援がほしかった?」
彼は、3年あった期間を約1年で切り上げ、次のステップへ進みました。
次のステップでは、なかなか農業や自然のなかでということは難しくなったそうです。
農業を続けなかった理由として、農業はやはり収入が少ないこと、そして若者が少ないので苦労を分かち合える仲間がいないことが大変だと思いました。
農業に関わり続けるのであればこの2点の支援があってほしいと思っているそうです。
地方に行けばいくほど、地方にいくとNPOしかり、農業企業しかりの協力者が少ないことが、一番の課題ではないかとインタビューのなかで、強く感じました。
最後に 彼から一言
野菜やお米はスーパーやコンビニで調達するものではなく、良質な土と水から生まれ育っているものだと実感できている人は少ないと思います。
画面の中の文字や動画から間接的に情報を得るのではなく、実際に直接見て触れて感じることはとても重要だと思います。
どんどん便利になっていく世の中だからこそ生まれる、農業や地域(田舎)の役割があるんじゃないかと思っています。
協力隊は辞める決断をしましたが、これからも何らかの形で農業に関わりたいですし、お世話になった地域と繋がりを持ち続けたいと思っています。
まとめ
インタビュアーも、不便益(不便だからいいこと)という概念が、これから農業や地域(田舎)の役割を変え、社会の変化が高度化、高速化していくなかで、新たな価値を生み出すものになっていくのではないかと感じています。
お問い合わせ
当団体では、農家さんや農業に関わっている方にインタビューを行っています!
またインタビューを受けていただいて方には謝礼として農作業のお手伝いや農業に関わる作業のお手伝いを行っています。
ぜひ今の大学生と話したい、農作業を手伝ってほしい方は下記のお問い合わせからご連絡ください!