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農業に関する理科なお話 第9回~リトマス試験紙の正体とは~

こんにちわKrei-Agriの設楽です。今回は種子植物以外の植物についてお話したいと思います。種子を使わずに子孫を残していく植物にはどのような特徴があるのでしょうか。今回も山形県の現役中学校教諭なおやちぇんちぇと共同で記事作成をすることになりました。興味のある方は見ていってください。もし間違い等がございましたら、コメント等でお知らせください。

種子植物以外の植物とは?

種子植物以外の植物と言われてもなかなか思いつきませんよね。バナナとかパイナップルとかじゃ・・・?そんなわけないですねw。バナナとパイナップルにはちゃんと種ありますからね!!興味がある人は調べてみてくださいね。種子植物以外の植物とは、ずばりシダ植物やコケ植物のことです。分かりやすく言えば、シダ植物はワラビやゼンマイ等です。コケ植物は、ゼニゴケやマゴケ等です。ちなみにコケと聞いて思い浮かべるのは「もののけ姫」のこだまが出てくる森の中ですね(めっちゃピンポイントですが)。宮崎駿監督がもののけ姫を作るために何回も世界遺産の屋久島行ったそうです。苔むした深い緑の森が日本にはたくさんあるんですよね。

シダ植物とコケ植物の共通の特徴って?

シダ植物とコケ植物に共通している特徴は、

①光合成を行うこと

②胞子でふえること

です。

植物というからには、やはり光合成は必須なんですね。そして、新しく出てきた言葉の「胞子」とは、種子の代わりとなるものです。種子じゃなくて、胞子をわざわざ使っているのです、なんかいいことでもあるん?って聞きたくなります。そこにはこんな理由が・・・。そもそも植物の進化の過程を考えると、胞子を使って子孫を残す植物が初めに存在していて、その後種子を使う植物が出てきたのです。胞子を使うメリットは1つの植物から何百万個という多くの胞子をつくることができて、たくさんの子孫を残す可能性が高いからです。しかし、胞子は自力で発芽することが難しいなどのデメリットもあります。種子は胞子に比べれば少数精鋭であり、種子の中にある栄養を使い、発芽できるため大人になる確率が高いのです。それぞれのメリットを上手く生かして生活しているシダ・コケ植物なのでした。

シダ植物の特徴

①根・茎・葉の区別がある

②維管束がある

地上に出ている部分が葉、茎のように見えているのは柄、本当の茎は地中にあります。多くのシダ植物の葉の裏側には「胞子のう」という「胞子」がたくさん入っている袋があります。

具体例:イヌワラビ、ゼンマイ、スギナなど

Wikipediaより

Screenshot of science.005net.com

https://science.005net.com/yogo/scYogo1s41.php より

コケ植物の特徴

①根・茎・葉の区別がない

②維管束がない

コケ植物には根・茎・葉の区別がないが体を地面に固定する役目を持って「仮根」という部分があります。コケ植物には雄株と雌株があり、胞子は雌株の胞子のうにできます。

具体例:ゼニゴケ、スギゴケ、リトマスゴケなど

実は、リトマス試験紙は、コケの成分を使っていたことをご存知ですか?リトマス試験紙は、リトマスゴケから取れる成分をろ紙にしみこませたもので、酸性(青→赤)、アルカリ性(赤→青)、中性(共に変化なし)を判定できます。

Wikipediaより

Screenshot of science.005net.com

https://science.005net.com/yogo/scYogo1s41.php より

なおやちぇんちぇいのコラム

夏が少しずつ終わりに近づいてきました。さて、いきなりではありますが「パクチー」を食べたことはありますか。私はこれまで食わず嫌いで食べてこなかったのですが、先日パクチースープがおいしいと聞き、恐るおそる買ってみることにしました。袋の中に粉末状のパクチーが入っているのですが、カメムシの匂いは一切なく、むしろいい香りとまで思っていました。お湯を注いでみると、強烈なカメムシの匂い・・・。思わず「くさっ」というほどでした。飲み続けると意外とおいしい・・・。カメムシ臭もそこまで気にならなくなるのですが、家の人にはもう飲まないでと言われました。家が山や田んぼの近くなので、カメムシがもう少しで襲来してくる時期になります。カメムシ対策をしないとなぁと思ったパクチースープでした。

まとめ

・種子植物でない植物は、シダ植物とコケ植物で、胞子で増える

・シダ植物は、根、茎、葉の区別があり、維管束がある

・コケ植物は、根、茎、葉の区別がなく、維管束がない

以上です。ご覧いただきありがとうございました。今回は、種子植物でない植物の特徴をまとめていきました。百聞は一見に如かずです。種子を作らない植物(シダ・コケ植物)は身近にたくさん潜んでいます。たくましく生きるコケ・シダにたまに注目してみてみると面白いと思います。